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在エルサルバドル日本国大使館

Embajada de Japón en El Salvador

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ラ・ウニオン港コンセッション関連情報

(最終更新日:平成30年10月1日)
 
 2018年1月24日、エルサルバドル東部地域に位置し、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグアにまたがるフォンセカ港に面するラ・ウニオン港のコンセッション法改革法案がエルサルバドル国会で可決され、同年2月に発効しました(承認された改革法案(西語)はここをクリック。また、日本語概要は ここをクリック)。
 以下では、関連情報を記載致します。なお、空港・港湾運営委員会(CEPA)が本件に係る関心企業からの質問・コメントを、次のURLにて受け付けております。
http://www.cepa.gob.sv/consultation-for-investors-concession-process-of-the-port-of-the-central-american-union
 

1 基本情報

 ラ・ウニオン港は、中米エルサルバドル東部ラ・ウニオン県に位置する港です。日本国政府は、ラ・ウニオン港を国際貿易港として再活性化し、増加する海運貨物やコンテナ化に対応させることを目的とし、2001年に円借款の交換公文を交換しました(供与限度額112.33億円)。2008年12月に竣工された後、CEPAの運営により開港されました。2015年には国際競争入札が行われましたが、前段階評価(PQ)を通過した4企業からのいずれからも入札の提示がなく、不調に終わりました。現在、エルサルバドル政府は、ラ・ウニオン港を貨物物流・海上輸送における中心的な港とすべく、ターミナルの民間へのコンセッションに向けて国際競争入札手続開始に向け取り組んでいます。  
【図】中米エルサルバドル ラ・ウニオン県所在地
 
       
  正方形/長方形 3  
 
       
 
 ラ・ウニオン港運営に係るコンセッションに関する基本情報は以下のとおりです。
●航路:内港航路延長5km、外港航路延長17km
●バース数:3(コンテナ、多目的、旅客)
●バース長:計820m(コンテナ360m、多目的220m、旅客240m)
●ヤード規模:34.65Ha
●岸壁・航路等の水深:
  【設計】
  コンテナ:15m
  多目的:14m
  旅客:9.5m
  内航航路:15m
   外港航路:15m
   泊地:15m
【現状】
 コンテナ: 11m
 多目的: 11m
 旅客:7m
 内港航路:7m
 外港航路:10m
 泊地:12m
●取扱能力:
 コンテナキャパシティ:275,000TEU(既存)
 在来貨物キャパシティ(コンテナキャパシティからの計算):6,319,785.69トン(既存)
 ※取扱貨物目標数値:オペレーターの開発計画に拠る
●荷役機械等:
 ガントリークレーン:オペレーターが必要に応じて投資する
 RTG遠隔自動トランスファークレーン:CEPAがオペレーターに売却する
 ※コンセッション期間の50年経過後、CEPAに設備機械譲渡
●コンセッションフィー:検討中
●浚渫関連情報:
  ラ・ウニオン港の延長 22km の航路は、かつては D.L.-14 m まで浚渫されていましたが、現在はほとんど浚渫前の元の状態まで埋没しています。
 CEPA及びJICAが2009年に実施した『「エルサルバドル国ラ・ウニオン港開発事業」に係る案件実施支援調査(SAPI)』報告書によると、航路でシルテーション(密度流としての浮泥の運動)が発生することから、ラ・ウニオン港の円滑かつ安全な運営のためには4ヶ月ごとの維持浚渫の継続が必要とされ、4ヶ月ごとに浚渫を行う場合、目標維持水深をDL-14m, DL -9.5m, ないしDL -8.5mとすると、年間維持浚渫量はそれぞれ1,000万、340万、及び220万立方メートルと推定されました。その後、2014年に再度詳細な調査が行われ、その最終的な報告書は以下のURLからご覧頂けます。
http://open_jicareport.jica.go.jp/728/728/728_609_12153896.html
 
 なお、“ラ・ウニオン港コンセッション法改革法”の第6条による旧版第4条Aの改正により、浚渫は(1)エルサルバドル政府、(2)エルサルバドル政府及びオペレーター、(3)オペレーターのいずれかが行うこととなっています。これは、オペレーター側が浚渫を誰がどこまで行うかという内容を提案することを意味します。

2 コンセッションの入札条件

 詳細は入札図書にて規定される予定ですが、関連情報は以下の通りです。
(1)外資規制なし。
(2)入札において、オペレーターは海外での港湾運営実績を提示(最低限に係る縛りなし)。
(3)港湾タリフ・ステベタリフ:入札図書に記載すべく、既に策定済み。オペレーターは独自裁量で割り引きを提案し、海運庁の承認のもと、タリフを変更出来る。
(4)コンセッションフィーの内容は検討中。3~5年の免除期間を検討中。
(5)落札者評価方式。
ア 価格点60点、技術点40点の総合評価方式。
イ 価格点は、プロジェクトの現在価値算出により評価。
ウ 技術点は、コミットした最低投資額15点、市場分析10点、プロジェクト実現性10点及び直接雇用5点で評価。

3 開発計画

 ラ・ウニオン港の活用に係る開発計画ついては、オペレーターの方から計画を提示することとなっています。
 港湾周辺区域については、右図のとおりです(緑が今次コンセッションの対象区域。青はオペレーターによる開発可能区域。)。
 なお、エルサルバドル政府による同国のアカフトラ港との棲み分け戦略の策定予定はありません。



















 

 (図のみの表示はここをクリック

 
 

4 今後のスケジュール(見込み)

2018年-2019年
10月 ラ・ウニオン港コンセッションに関するエルサルバドルでの現地説明会
10月下旬 入札公示・資料提出
12-1月 落札判定,国会による落札者承認
2月 契約書署名
※日程については変更の可能性があります。
 

 
本件に関するお問い合わせ先
在エルサルバドル日本国大使館
電話(代表):     (503) 2528 1111
メール:            nihonkigyou@sv.mofa.go.jp