令和元年第一回メディア向けプレスツアーを行いました。

令和元年10月25日
10月2日(水),在エルサルバドル日本大使館は当国メディア向けプレスツアーを実施し,新聞・テレビ・スポーツ庁(INDES)5団体9名のジャーナリストとカメラマンが参加しました。このプレスツアーは,日本の開発協力が現地メディアで取り上げられる機会を増やすとともに,エルサルバドルの政府関係者やエルサルバドル国民への情報発信を強化するために実施したものです。
 
 今回のプレスツアーのテーマは「スポーツ」で,プレス一行は日本大使館が草の根文化無償資金協力を行った卓球場や,JICA協力隊員が活動しているサイトを訪問しました。
  
カイーダ・ミランダ市民運動場での取材の様子
 
野球
 まず,プレス一行は,2018年度1次隊JICA海外協力隊員である根本諒隊員が活動しているチャラテナンゴ市内の運動場を訪れました。
 根本隊員は,当国に着任して以来,チャラテナンゴ市の小学校の子どもたちに野球指導や体育授業を行っています。根本隊員の活動により,エルサルバドルではあまり一般的でない野球が普及するだけでなく,スポーツに取り組むことで若者たちの暴力が抑止されることが期待されます。
(お手本を見せる根本隊員)/(取材の様子)
 
 体育教育 
 その後プレス一行は,2018年3次隊JICA海外協力隊員である清水駿隊員が活動しているカティア・ミランダ市民運動場を取材しました。
 2019年1月に当地に到着した清水隊員は,エルサルバドルの特別支援学校の子どもたちに体育の授業を行っています。清水隊員の活動により,全ての子どもたちが体育教育を受け,誰も取り残されることなく,社会に参画できるようになることが期待されます。
 また,清水隊員は,エルサルバドル・パラリンピック委員会(COPESA)への協力活動も行っており,2020年東京パラリンピック参加へのモチベーション向上にも貢献しています。
 
(準備体操をする子どもたち)/(取材の様子)

卓球
 最後に,プレス一行はサンサルバドル市内の卓球場を訪問し,子どもたちが卓球に取り組む様子を取材しました。
 同卓球場では,2018年2次隊JICA海外協力隊員である浜岡貴弘隊員がボランティア活動をしている他,日本の草の根文化無償資金協力で,卓球器材が寄与されました。
 JICA海外協力隊員は8年前から継続的に当国に派遣され活動を行っています。浜岡隊員は,1年前に着任して以来,6つ以上の市を訪れ,約900名以上に卓球の指導を行ってきました。
 また,平成25年度対エルサルバドル草の根文化無償資金協力「エルサルバドル卓球連盟器材整備計画」では,卓球台や得点カウンターなどの器材が供与された他,フロアや電気などの設備が整えられました。
 
(練習風景)/(取材の様子)
 
関連リンク(外部サイト)
 
スポーツ庁(INDES)ホームページ(西語)
『San José Los Sitios, primer campeón del béisbol chalateco』
https://indes.gob.sv/web/san-jose-los-sitios-primer-campeon-del-beisbol-chalateco/ 

La Prensa Gráfica紙(西語)
『Voluntarios japoneses apoyan a estudiantes』
(2019年10月9日付)
 
El Diario de Hoy紙(西語)
『Japón ayuda al deporte』
https://www.elsalvador.com/eldiariodehoy/japon-ayuda-al-deporte/647301/2019/ 
(2019年10月8日付)