2017年女性に対する暴力の状況について

2017/11/28
ISDEMU(女性社会発展のためのエルサルバドル協会)主催による「2017年女性に対する暴力の状況」についてのセミナーが開催されました。
 
1.女性殺害件数の増加
2015年より,女性殺害事件が急増しており,2015年は574名,2016年は524名,2017年は半年で201名の女性が殺害されました。本年においては,6月に45人の女性が殺害されており,これは,16時間に一人の女性が殺害されたことを意味しています。そして,その被害のほとんどが,若い女性であり,県別では,サンサルバドル県33%,サンミゲル県13%,ラパス県9.5%,ソンソナテ県9%となっています。
 
2.女性殺害事件が増加した背景には,この国の男尊女卑という考え方が深く根ざしており,女性を男性の所有物としての認識からくるものであり,妊娠適齢期の思春期の少女たちや女性に対して,悪影響を与えています。
検察の情報によると,2016年に6,000名以上の女性が性的被害に遭っており,そのほとんどが,思春期の少女たちでした。また,保健省の情報によると,2015年の思春期の少女たちの出産数は25,021人で,2016年は21,467でした。
 
3.これらの思春期の少女たちに対する性犯罪を防止するために,「未成年の結婚を禁止するための家族法の改正」や「思春期の少女たちの妊娠予防のための国家戦略」が立ち上げられ,未成年に対する性犯罪の減少が期待されています。