イロバスコ市ロス・エルナンデス地区飲料水供給計画

5月7日、カバーニャス県イロバスコ市ロス・エルナンデス地区で飲料水供給計画の竣工式が開催されました。総額112,226米ドルの草の根・人間の安全保障無償資金協力で、飲料水に適した水源の取水設備と総延長3キロメートルを超える配水管網が整備されました。 同地区の住民は、上水道設備の整備支援を働きかけてきましたが、整備されず、生活用水の確保に困難をきたしていました。雨季には雨水を利用し、乾季や水の確保が困難なときには数キロ離れた川や近隣の共同水栓(地区内にある湧水をためているタンク。水量が不安定のため、使用できないことが多かった。)で生活用水を確保していました。 本計画の完成で112世帯、500人の上水道の普及率向上及び生活・衛生環境の改善が期待でき、給水施設の整備により、不衛生な水の摂取による消化器系疾患の発生が減少することが見込まれています。 このプロジェクトでは、社会経済開発協会(ADES)とカタルーニャ国境無き工学協会(国際NGO)(住民の安全な水へのアクセスを提供し、組織強化及び地域開発等の社会貢献をエルサルバドルの農村地域で支援している)の丁寧なコーディネートによる成果も地域に評価されています。

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